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預り区分は「特定」と「NISA」どっち?
約定後は変更できません

注文画面で必ず出てくるのに、誰も説明してくれない項目。しかも買ったあとでは変更できません。ここだけは、注文ボタンを押す前に理解しておく価値があります。

2026年8月7日 公開/株デビュー道場

この記事の内容
  1. 迷ったときの結論
  2. 特定・一般・NISAの違い
  3. NISAを選ぶべきとき、選ばないほうがいいとき
  4. 見落としやすい落とし穴
  5. 証券会社ごとの呼び方の違い

迷ったときの結論

まず実用的な答えから。

ほとんどの場面では「特定」で問題ありません。NISAは枠に上限があるので、「これは長く持つつもりだ」と思える銘柄に使うのが自然な考え方です。

特定・一般・NISAの違い

預り区分中身税金
特定
(源泉徴収あり)
証券会社が年間の損益を計算し、税金の天引き・納付まで代行してくれる口座。初心者の標準装備利益の約20%が自動で引かれる。確定申告は原則不要
特定
(源泉徴収なし)
損益の計算はしてくれるが、納税は自分で行う自分で確定申告が必要
一般損益の計算も申告もすべて自分で行う自分で計算し、確定申告
NISANISA制度の枠内で買う。年間の投資枠に上限がある利益が非課税

「特定(源泉徴収あり)」がなぜ標準なのかというと、税金まわりを丸ごと証券会社に任せられるからです。売って利益が出ても、勝手に約20%が引かれて納税まで終わっています。確定申告のことを何も知らなくても始められる、というのがこの口座の価値です。

口座開設のときに「特定口座を開設する(源泉徴収あり)」を選んでいれば、注文画面の「特定」がこれにあたります。

NISAを選ぶべきとき、選ばないほうがいいとき

NISAは利益に税金がかからない、非常に強力な制度です。ただし年間に投資できる金額に上限があり、枠は有限です。株を買う場合は「成長投資枠」を使います。

NISAが向いている買い方

特定のほうが無難な買い方

重要NISA口座は1人1社しか持てません。複数の証券会社に口座を開くのは自由ですが、NISAだけはどこか1社を選ぶ必要があります。メインで使う会社に寄せておくと管理が楽です。

見落としやすい落とし穴

1. 約定後に預り区分は変更できない

これが最大の注意点です。「NISAで買うつもりが特定になっていた」と後から気づいても、売って買い直す以外に方法がありません。売り直せば手数料や価格変動の影響を受けます。注文確認画面で必ず目視してください。

2. NISA枠を超えると自動で課税口座になる

NISAを選んでいても、その年の枠の残りが足りなければ、超過分は課税される預り区分で処理される場合があります。「NISAを選んだから全部非課税」と思い込まないことが大事です。

3. NISAでは損益通算ができない

非課税ということは、裏を返せば損失もなかったことになるということです。特定口座なら、ある銘柄の損失を別の銘柄の利益と相殺(損益通算)できますが、NISA口座の損失はそれができません。

証券会社ごとの呼び方の違い

同じものを指しているのに、アプリによって呼び方が違うのも混乱の一因です。

証券会社注文画面での呼び方
SBI証券(株アプリ)預り区分(特定/一般/NISA)
楽天証券(iSPEED)口座区分(特定/一般/NISA)
マネックス証券口座区分(特定/NISA など)

言葉が違うだけで、選ぶ基準はどの会社でも同じです。「税金を任せたいなら特定、非課税枠を使うならNISA」と覚えておけば通用します。

選ぶ場面を、実際の画面で体験できます

口座開設の申込画面で「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶ場面と、注文画面で預り区分を選ぶ場面。どちらも本番そっくりの練習モードで、選択肢ごとの解説付きで体験できます。

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