株デビュー道場SHOKEN APP TRAINING

株はいくらから買える?
公的データで見る「みんなの始め方」と1株投資の現実

「株を始めるには何十万円も必要」というイメージは、半分正しくて半分古い情報です。この記事は、証券会社の宣伝文句ではなく、東証・金融庁・日本証券業協会の公表データだけを根拠に「いくらから買えるのか」「実際みんないくらから始めているのか」を整理します。

2026年8月14日 公開/株デビュー道場

この記事の内容
  1. 結論:1株なら約1,600円、100株なら約16万円が「真ん中」
  2. 実際みんないくらから始めている?
  3. 口座を作った人の36.6%は、1円も買っていない
  4. 1株から買う方法(単元未満株)5社比較
  5. さらに下がある:100円から買える
  6. 少額投資の注意点(いいことばかりではない)
  7. その前に:生活費の何カ月分を残すか

結論:1株なら約1,600円、100株なら約16万円が「真ん中」

日本の株は原則100株単位(1単元)で取引します。日本取引所グループ(JPX)の公表資料によると、東証上場の全内国株式で「100株買うのに必要な金額」の中央値は157,650円、平均は245,029円です(2026年2月末時点)。

これを1株に割り戻すと、中央値は約1,577円。つまり東証上場企業の半分は、1株なら1,600円前後以下で買えます(この割り算は当サイトの計算で、JPXの公表値ではありません)。

市場100株の中央値1株換算(当サイト計算)
東証全体157,650円約1,577円
プライム246,750円約2,468円
スタンダード118,500円約1,185円
グロース88,050円約881円

出典:日本取引所グループ「投資単位の引下げに向けた取組の状況」(2026年3月公表)。株価は日々変動するため、実際の金額は証券アプリで確認してください。

補足東証は上場企業に対して「投資単位(100株の価格)を50万円未満に」と求めており、株式分割も進んでいます(2025年度の分割決議は266社)。「株は高い」の実態は年々変わっています。

実際みんないくらから始めている?

日本証券業協会が2026年1月に行った調査(回答7,926人)に、2025年にNISA口座を開設した人=デビュー1年目の人の年間購入額が出ています。

つまりデビュー組の約4割は、年5万〜10万円未満という小さな金額から始めています。「最初から何十万も入れないと恥ずかしい」ということは、データ上まったくありません。

同じ調査で「投資を始めたきっかけ」を聞くと、「少額(例えば100円や1,000円)からでも投資を始められることを知って」が23.3%。金額のハードルが下がったこと自体が、始める理由になっています

出典:日本証券業協会「新NISA開始後の利用動向に関する調査」(2026年2月公表)。デビュー層の集計は回答数294〜363人と小さめである点はご留意ください。

口座を作った人の36.6%は、1円も買っていない

金融庁の全数調査(2025年12月末時点)によると、NISA口座は全国に2,820万口座。そのうち2025年中の買付額が0円だった口座が36.6%、約1,045万口座あります。

3人に1人以上が、口座を作ったところで止まっている。原因が資金だけとは限りません。当サイトに来る人の多くがそうであるように、「アプリを開いたが、注文画面で何を押せばいいか分からなかった」で止まっている人が相当数いるはずです。金額の問題は1株投資で解決できます。操作の問題は、練習で解決できます。

出典:金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査」(2026年7月3日公表)。割合は公表実数からの当サイト計算です。

1株から買う方法(単元未満株)5社比較

100株未満で買う仕組みを「単元未満株」といいます。各社で名前も条件も違います。

買付手数料売却手数料約定回数備考
SBI証券
S株
0円0円1日3回成行のみ
楽天証券
かぶミニ®
0円0円寄付+リアルタイムリアルタイム取引はスプレッド0.22%。指値も可
マネックス証券
ワン株
0円0.55%(最低52円)
※NISA口座は0円
1日1回課税口座の売却に手数料がかかる点に注意
三菱UFJ eスマート証券
プチ株®
0円0円1日2回成行のみ。スプレッドなしと明記
松井証券不可0.55%
※NISA口座は0円
1日2回ネットでは売却のみ。1株から買ってデビューする用途には使えません

2026年8月14日に各社公式サイトで確認。手数料はこの1年でも複数社が変更しており(マネックス2026年3月、三菱UFJ eスマート2026年5月)、最新条件は必ず公式でご確認ください。

要点単元未満株は「注文=予約」です。ほとんどのサービスで成行のみ・約定は1日1〜3回なので、「今この瞬間のこの価格で買う」ことはできません。注文を出してから約定するまでに価格が動くことを、仕組みとして受け入れる必要があります。

さらに下がある:100円から買える

2025年7月に楽天証券が「かぶピタッ®」という金額指定取引を始めました。100円以上1円単位で日本株が買えます(売買手数料0円・スプレッド0.22%・約定は原則1日1回・スマホウェブのみ)。SBI証券にも1,000円以上500円単位で設定できる国内株式の積立(日株積立)があります。

「値動きに慣れるためだけに、まず数百円だけ持ってみる」という始め方が、制度として可能になっています。

出典:楽天証券「かぶピタッ」公式ページ(2025年7月16日開始)、SBI証券プレスリリース(2024年8月30日)。

少額投資の注意点(いいことばかりではない)

1株投資には、証券会社があまり大きく書かない制約があります。

NISAのルールの出典:金融庁「新しいNISAの概要」、日本証券業協会「2024年以降のNISAに関するQ&A」(2025年9月版)。

その前に:生活費の何カ月分を残すか

金融庁の『基礎から学べる金融ガイド』は「投資する資金は、生活資金とは別の余裕資金で」とし、緊急資金の目安を生活費の3カ月〜1年分としています。民間の証券会社・銀行は3〜6カ月分とする例が多く、フリーランスや子育て世帯は長めに、という整理が一般的です。

幅があるのは、正解が人によって違うからです。確実に言えるのは順序だけで、①生活費と緊急資金を貯金で確保 → ②残った「当面使わないお金」で投資。1株投資なら、②が数千円でも始められる、というのがこの記事の結論です。

出典:金融庁『基礎から学べる金融ガイド』(2023年12月発行)、日本証券業協会『資産運用と証券投資スタートブック』2024年度版。

金額より先に、操作の練習をどうぞ

口座を作った人の36.6%が止まっているのは、多くの場合、金額ではなく画面の前です。当サイトでは、実際の証券アプリの画面構成を再現した練習モードで、注文の操作を本番前に体験できます。もちろん無料で、本物のお金は動きません。

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免責当サイトは非公式の学習用サイトであり、掲載各社とは一切関係ありません。本記事は2026年8月時点の公表資料にもとづく解説であり、特定の銘柄・金融商品の購入を推奨するものではありません。手数料・制度は変更される場合があります。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。投資には元本割れのリスクがあります。